最近、タイワンハブが沖縄で増殖していることがニュースになっていますね。
新型コロナウイルスの影響による移動制限も緩和され、これから沖縄に旅行に出かける人も多くいると思いますので
『タイワンハブ』ちょと気になりますね。
なので今回は沖縄のタイワンハブについて調べてみることにします。
タイワンハブがなぜ沖縄で増殖した?
在来のハブとの違いは?
生態系への影響は?
などについて調査しましたので解説します。
是非、最後までご覧ください。
タイワンハブが沖縄で増殖した理由
ここ10年でタイワンハブの捕獲量が4倍になった沖縄。
一体なぜ沖縄でタイワンハブが増殖したのか調査してみました。
ネトウヨのみなさん、おはようございます。
2020年に #沖縄県 市町村が捕獲した #特定外来生物「#タイワンハブ」が過去最多の3317匹に上ったようです。11年から9年間で約4倍に増え。19年からの捕獲数が在来種の #ハブ を上回った。家の中に侵入した事案もあるようです。#沖縄 https://t.co/SYu7z2Xpsd pic.twitter.com/6wNv0IhElr
— Koshi🐙 (@KoshiTako0808) November 28, 2021
タイワンハブがなぜ沖縄に?
沖縄にはホンハブ、サキシマハブ、ヒメハブの3種が在来種として昔から生息していて、タイワンハブは元々沖縄は生息していませんでした。
タイワンハブは1970~90年代に当時観光客に人気があった「ハブとマングースの決闘ショー」で沖縄へ持ち込まれました。
その後、タイワンハブが脱走や不法投棄などで野生化したのが繁殖したといわれています。
タイワンハブが沖縄で増殖した原因は?
タイワンハブが沖縄で増殖した原因はわかっていませんでしたが、タイワンハブの体が在来種より小さく、模様が枯れ葉に似て発見されにくいことなどから本島北部で生息環境を構築していると推測されていました。
タイワンハブの特徴は?
タイワンハブの特徴について紹介します。
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— 鴨片攝影 Akira Hsu (@Akira_Hsu) May 24, 2019
タイワンハブはクサリヘビ科ハブ属に分類される毒蛇です。
タイワンハブという名前の通り、台湾や中国南部およびインドシナ半島北部に生息しています。
夜行性で、ネズミなどの小型哺乳類や、鳥類・トカゲ・カエルなどを捕食しています。
頭は細長い三角形をしていて、体長は80~130cmで、在来種のホンハブ(体長130~220cm)と比べてやや小型です。
ホンハブの方が倍近く大きいんですね。
これが、駆除されにくく増殖していく原因なんですかね。
タイワンハブの毒性は?
気になるタイワンハブの毒性について紹介します。
タイワンハブの毒性はホンハブよりも強く、また毒牙もハブよりも長いとされていて、咬まれると身体のより深部に毒が注入されるためより重篤な症状に陥ることも少なくありません。
ただし、大量の毒を一気に注入してくる在来種のハブより毒の量はあまり多くないため、死に至ることは稀です。
性質も在来種のハブほど攻撃的ではありません。
とはいうものの、油断は禁物ですね。
タイワンハブにかまれたら?
タイワンハブにかまれた場合は、在来種のハブと同様の処置をすれば大丈夫です。
タイワンハブの毒も既存のハブ抗毒素が効くことが確認されており、もし咬まれても治療には特に問題はないとされています。
ハブにかまれた場合の対処方法を那覇市で案内しています。
- まず、あわてずに、ハブかどうかを確かめます。
ヘビの種類が分からなくても、ハブなら牙のあとが普通2本(1本あるいは3、4本の時も)あり、数分で腫れてきてすごく痛みます。 - 大声で助けを呼び、すぐに医療機関へ受診しましょう。
走ると毒の回りが早くなるので、車で病院に運んでもらうか、ゆっくり歩いて行くようにしましょう。 - 病院まで時間がかかる場合は、包帯やネクタイなど、帯状の幅の広い布で、指が1本通る程度にゆるく縛ります。
血の流れを減らす程度にゆるく縛り、15分に1回はゆるめましょう。決して細いヒモなどで強く縛ってはいけません。
恐怖心から強く縛ると血流が止まり、逆効果になることもあります。
那覇市ではハブにかまれた時の治療費の助成制度もありました。
治療費の自己負担のうち1万円まで助成されます。
ちなみに、石垣市では5千円が助成されます。
沖縄県のそれぞれの市によって違いがあると思うので事前に調べておくといいですね。
タイワンハブによる生態系への影響は?
沖縄でタイワンハブが増殖することで沖縄の生態系にどのように影響するのか調べてみました。
太田英利 兵庫県立大教授が次のように述べていました。
外来種は、在来種と捕食する餌などの食性が違うため、生態系に与える影響は計り知れない。タイワンハブは主に変温動物を食べる傾向が強く、爬虫(はちゅう)類や両生類が被害を受ける。従来の自然界ではハブに対する耐性はあるけれど、「新参者」のタイワンハブにはなく、食物連鎖を含めて生態系のバランスが壊れてしまう。
急増のメカニズムは判明していないが、駆除数の推移だけでは正確な個体数の把握にはつながらない。生息密度が高い地域を特定して徹底的に駆除しないと、生息密度が低い他の地域にも生息域を拡大する恐れがある。
世界自然遺産登録地の「やんばる」に近い名護で多く捕獲されている。登録地に侵入する前に食い止める対策が必要だ。増加するスピード以上に捕獲することが「有効打」になる。県や自治体は早急に対策を打ち出すべきだ。
やはり、元々沖縄に生息している在来種がいなくなる危険性がありますね。
タイワンハブは『特定外来生物』に指定されています。
タイワンハブが沖縄でなぜ増殖した?特徴や毒性、影響などを調査 まとめ
以上、今回は、『タイワンハブが沖縄でなぜ増殖した?特徴や毒性、影響などを調査』についてまとめてみました。
- タイワンハブは1970~90年代に「ハブとマングースの決闘ショー」で沖縄に持ち込まれた
- その後、脱走や不法投棄で繫殖した
- タイワンハブは在来種のホンハブよりも小さい
- タイワンハブの毒はホンハブよりも量が少なく死に至るのは稀
- タイワンハブが増殖すると在来種がいなくなり生態系に影響を及ぼす
タイワンハブに限らず、外来種が入り込むことで昔から生息していた在来種がいなくなり生態系も破壊されることは避けなければいけませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。