家族ぐるみで10億円近くの持続化給付金をだまし取ったとみられる事件や東京国税局の職員など9人が不正受給で逮捕されたことが話題になっていますね。

 

一体なぜこれほどまでに不正受給が相次いでいるのでしょうか。

 

持続化給付金とは何かわかりやすく解説!不正受給で10億円の手口は?

 

今回は、持続化給付金について調べてみることにします。

 

持続化給付金とはなに?

 

10億円不正受給の手口は?

 

国税局職員が逮捕者?

 

持続化給付金の不正受給はどれくらいいる?

 

などについて解説します。

 

是非最後までご覧ください。

 

 

持続化給付金とは?

持続化給付金とは何かわかりやすく解説!不正受給で10億円の手口は?2

 

まずは、そもそも持続化給付金とは何なの?

 

ということで、わかりやすく簡単に解説してみますね。

 

持続化給付金とは
新型コロナウイルスの影響で収入が減った個人事業主や中小企業に対して、国が給付金を支給する制度で、「持続化給付金」として2020年からスタートしました。
個人事業主には最大100万円、中小企業など法人には最大200万円が支給されていました。

 

個人事業主には最大で100万円で法人には最大200万円支給されていたんですね。

 

持続化給付金は『給付金』なのでもちろん返済する必要はありません。

 

ただし、支給をには要件を満たす必要があります。

 

持続化給付金を受ける要件

 

    要件
    • 新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年1月以降にひと月の売上が前年同月比で50%以上減少している
    • 2019年以前から事業による事業収入(売上)を得ており、今後も事業を継続する意思がある
    • 法人の場合は
      ➀資本金の額または出資の総額が10億円未満、または
      ➁上記の定めがない場合、常時使用する従業員の数が2000人以下である事業者
    • 一度給付を受けた方は、再度給付申請することはできない

     

    例えば、2019年以前から事業をしていて2019年12月の売上げが40万円で、2020年1月の売上げが20万円の場合は『50%以上減少』しているので支給されるということですね。

     

    それほど厳しい要件ではなかったんですね。

     

     

    持続化給付金10億円の不正受給の手口は?

     

    それでは、どのようにして約10億円もの持続化給付金を不正受給していたのか、その手口を調査してみました。

     

    家族ぐるみで約10億円

     

    家族ぐるみで約10億円をだまし取った詐欺事件は前代未聞の詐欺事件と言われています。

     

    一家のうち、これまでに逮捕されているのは、谷口梨恵容疑者(45)と、長男の大祈容疑者(22)、次男(犯行当時19)の3人です。

     

    主犯格とされている谷口光弘容疑者(47)(谷口梨恵の元夫)はインドネシアに出国し指名手配されています。

    【追記】2022年6月8日 谷口光弘容疑者は逃亡先のインドネシアで逮捕されました。

    その手口は

    谷口光弘容疑者らは、まず、セミナーを開くなどして、ウソの給付申請をするための「申請者」を募集。

    それぞれの「申請者」がコロナで収入が減ったというウソの申請を中小企業庁に提出して、持続化給付金を受給します。

    そのうえで、1件あたり十数万円から数十万円を報酬として受けとっていたとみられます。

     

    36の都道府県の個人や法人の名義を使って、およそ1780件の虚偽申請を繰り返し、不正受給の総額はおよそ9億6千万円に上るとみられています。

     

    セミナーなどで人を集めて詐欺に加担させて、その報酬を受け取っていたんですね。

     

    それにしても約10億円とはおどろきましたね。

     

     

    持続化給付金不正受給で国税局職員が逮捕?

     

    国民の税金を管理するはずの国税局職員が不正受給で逮捕されていますね。

     

    横浜市にある東京国税局鶴見税務署の24歳の職員ら男女7人はおととし、個人事業主を装い、新型コロナウイルスの影響で事業収入が大幅に減ったといううその申請をして国の持続化給付金をだまし取ったとして逮捕されました。

    勧誘した若者にLINEのチャットで不正受給の方法を指南し、うその申請をさせていたということですが、この7人のほかにも去年、グループのメンバー2人が不正受給に関わったとして逮捕されていました。

    このうち1人はその後起訴された25歳の会社員で、LINEグループの管理を担当していたということです。

    もう1人はその後家庭裁判所に送られた20歳の会社員で、うその申請の名義人になったり、勧誘役を務めたりしていたとみられています。

    さらに、指示役とみられる31歳の人物がことし2月、中東のドバイに出国したことが分かっていて、警視庁はこの人物を含む少なくとも10人で役割を分担し、不正受給を繰り返していた疑いがあるとみて調べています。

     

    約2億円の不正受給をしいたとのことです。

     

    国税庁の職員自ら詐欺をしていたとは本当にふざけた話ですね。

     

    国民をバカにしすぎですね。

     

     

    持続化給付金の不正受給者はどれくらいいる?

     

    持続化給付金の不正受給者は何人ぐらいいるのか調べてみました。

     

    2022年6月2日現在で1228名が持続化給付金を不正受給していると経済産業省が公表していました。

     

    不正受給総額は12億3557万5000円です。

     

    1228名のうち994名は、正受給金額(総額9億9958万5000円)に加え、20%の加算金及び年率3%の延滞金の全額を国庫に納付済みです。

     

    残る234名はまだ不正受給を申告をせず、ネコババしているってことですが、これから調査が進めばさらに不正受給者の数が増えそうですね。

     

    すでに名前が上がっている以上、詐欺事件として訴えられる前に申告して返金した方がいいと思いますがね...

     

     

     

    持続化給付金とは何かわかりやすく解説!不正受給で10億円の手口は? まとめ

     

    以上、今回は『持続化給付金とは何かわかりやすく解説!不正受給で10億円の手口は?』についてまとめてみました。

     

    つい先日に、誤送金された4630万円を使い込んだとして逮捕された事件もあったばかりですが、今回の持続化給付金の不正受給も詐欺グループは当然のこと、欲に駆られてその話に乗っかってお金を受け取った人の名前や写真も公表するべきだと思いますね。

     

    約10億円をだました谷口光弘容疑者にもびっくりしましたが、国税局の職員までもが不正受給に加担しているとは全くどうなっちゃっているんですかね。

     

    最後まで読んで頂いてありがとうございました。

     

     

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