2022年2月24日にロシアがウクライナに軍事侵攻しました。
これまでにウクライナ国内の11か所の軍用の空港を含む118の軍事施設を破壊し首都キエフにも攻撃を開始たとしています。
なぜロシアがウクライナに侵攻したのかわからないことが沢山ありますよね。
今回は、なぜウクライナにロシアが軍事侵攻した理由をわかりやすく簡単にまとめてみました。
是非最後までご覧ください。
ウクライナとはどんな国
まずは、ウクライナとはどのような国なのかを調べてみまたので簡単に紹介します。
公用語 | ウクライナ語 |
首都 | キエフ |
大統領 | ウォロディミル・ゼレンスキー |
面積 | 603,700㎢(45位) |
人口 | 43,734000人(33位) |
ウクライナは1991年の旧ソ連(ソビエト連邦)の崩壊にともない独立した新しい国です。
国土は日本の約1.6倍にあたります。
旧ソ連時代の1986年に「チェルノブイリ原発事故」が起きたことで知られていますね。
ウクライナは独立後、約1900発の核弾頭を保有していましたが、ロシア、アメリカ、イギリスがウクライナの核兵器保有に強く反対したための核兵器の撤去をしています。
その撤去する条件として「領土保全、政治的独立」に対する安全保障を3か国(アメリカ、イギリス、ロシア)が提供することで合意された「ブタペスト覚書」を約束されていました。
約束をしたにもかかわらず、アメリカもイギリスもウクライナを助けないで静観していることに疑問をもちますね。
現在もロシアの侵攻に対してウクライナだけで戦ってます。
ウクライナとロシアの関係
続いて、ウクライナとロシアの関係を簡単に説明します。
ロシアも先ほどのウクライナと同様に、1991年に旧ソ連(ソビエト連邦)崩壊後に出来た国で、それまではロシアもウクライナも旧ソ連の一部でした。
当時の旧ソ連は15の共和国から成る多民族国家で、国土は22,402,200平方キロメートルで世界最大の国でした。
旧ソ連の一党独裁の共産党による政策などに国民の不満が募り、旧ソ連が崩壊し解体することになり、15の国が独立して新しい国ができました。
アルメニア
ジョージア
アゼルバイジャン
エストニア
ラトビア
リトアニア
タジキスタン
キルギス
ウズベキスタン
トルクメニスタン
カザフスタン
モルドバ
ベラルーシ
ウクライナ
ロシア
ロシアのプーチン大統領としては、ウクライナはもともとロシアと同じ国なんだから返せといった感じなのでしょうかね...
ウクライナにロシアが侵攻した理由は?
ウクライナにロシアが侵攻した理由にはNATO(北大西洋条約機構)との関係にあります。
NATOとは何か?
1949年に誕生したNATO(北大西洋条約機構)を簡単に言うと、旧ソ連に対抗するためにできた軍事同盟です。
主に、集団防衛・危機管理・協調的安全保障の三つを中核的任務として、加盟国の領土及び国民を防衛することが最大の責務とされている組織(同盟)です。
現在では、アメリカやイギリスなど、30カ国が加盟しています。
旧ソ連解体後に独立した旧バルト三国も加盟しています。
ウクライナもNATOへの加盟を求め、NATOも加盟を認めていますが、いまだ加盟できていません。
ウクライナはなぜNATOに加盟出来ないのか
2014年にロシアはウクライナのクリミア半島を一方的に占拠しウクライナからクリミア半島を奪っています。
ロシアの脅威から守るためにも、ウクライナはNATOへの加盟に強く求め、NATO側も「常に門戸は開かれている」との立場をとっているのになぜ加盟出来ないのか?不思議ですよね。
それは、ロシアが、NATOの東方拡大を自国に対する脅威とみなしているからです。
ウクライナが加盟することになれば、ヨーロッパの勢力が拡大してロシアの脅威になるという思いからロシアが強く反発しているためNATOもウクライナの加盟に慎重にならざるを得ない状況が続いていたのです。
ロシアが強く反発しているため、NATOもロシアを下手に刺激することが出来ず、顔色をうかがっているんですね。
地理上、ウクライナはヨーロッパとロシアに挟まれれていることから、ロシアは絶対にウクライナを支配したいんですね。
ヨーロッパはロシアが支配してアメリカに対抗したいといった思いもあるのかもしれませんね。
ロシアとウクライナは何故こうなったのかを簡単にまとめてみました#ウクライナ侵攻#ロシア#拡散希望 pic.twitter.com/zEU7AGDqDa
— 📛ゆめ@フォロバ100%🤍 (@Sp0Sl) February 21, 2022
ウクライナにロシアの侵攻理由を簡単に解説!原因はNATOとの関係?のまとめ
以上、今回はウクライナにロシアの侵攻理由を簡単に解説!原因はNATOとの関係?についてまとめてみました。
ウクライナとロシアはもともと旧ソ連という同じ一つの国でした。
ウクライナはロシアの脅威から自国を守るために、NATOの加盟を求めていた
ロシアはNATOの東方拡大を阻止するためウクライナのNATO加盟を強く反対している
軍事大国のロシアが反発しているためNATOもウクライナの加盟に慎重になっている
過去に同じ国だからといって、力ずくで奪うことは決して許されることでは無いと思います。
ウクライナのこの様な状況をみて、条約を結ぼうが最終的には自分たちの国は自分たちで守ることが大前提であり、日本も自国を守る術をしっかりと考え直さないといけないと強く思いますね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。