2022年5月14日に神奈川県横浜市青葉区の公園の池で体長約1mのワニガメが捕獲されました。
今回は捕獲されたワニガメについて調べてみることにしました。
ワニガメが捕獲された公園はどこ?
ワニガメの飼育方法は?
ワニガメは危険な動物?
などを調査してみました。
是非、最後までご覧ください。
もくじ
ワニガメは青葉区のどこの公園で捕獲?
今回、ワニガメが捕獲された公園は横浜市青葉区寺家町の寺家ふるさとの森公園の「むじな池」です。
横浜市青葉区は横浜の中でもわりと自然の多い地域です。
だからといってワニガメが捕獲されるとはビックリですよね。
そもそも、日本には生息しないカメなので誰かがペットとして飼っていたのを飼いきれなくなって逃がした可能性が高いですね。
ワニガメとは
ワニガメとはどんな動物なのか紹介します。
分類は爬虫綱 カメ目 カミツキガメ科です。
北アメリカ南東部の深さのある河川や湖沼の植物の多いところに生息ししています。
肋甲板と縁甲板のあいだにさらに1列の甲板(上縁甲板)があり、ほかのカメ類にない原始的形態を残し、甲長最大80cm,最大113kgにまで成長します。
ほとんど水中でくらし、産卵するときしか上陸しません。
口をあけ、ミミズのような肉質の突起をルアーにして魚をおびきよせて捕食しています。
一度に8~52個の卵を産みます。
ワニガメの飼育方法は?
ワニガメの飼育方法を調べてみました。
まず、ワニガメ『特定動物』にあたるため、飼育するには各自治体に申請をして飼育の許可が必要になります。
横浜市の場合、申請には1匹につき16,000円の申請料がかかります。
職員が、どのような水槽等で飼育するのかを事前に見に来ます。
ワニガメはカミツキガメの種類で非常にかむ力が強いため簡単に人の手をかみちぎられてしまうので飼育には十分に注意が必要です。
飼育の際は基本単独飼育とのことです。
仮に複数で飼育した場合、ワニガメ同士が嚙み合って傷つけてしまうのと、繁殖をして飼育に手が付けられなくなる可能性が高いためです。
増えればさらに申請料もかかりますからね。
ワニガメは80cm以上になるため最低でも2m以上の水槽が必要になります。
ワニガメが子供のうちは小さい水槽でも大丈夫かもしれませんが、終生飼育することを考えれば初めから大きい水槽を用意した方がいいですね。
ワニガメは水中でほとんど生活しているため水の管理も必要になり、水温は25℃~28℃ぐらいをキープできるようヒーターなども必要です。
ワニガメは肉食傾向の強い雑食性で餌は魚、ザリガニ、ヒヨコ、マウス、貝、水草などを与えます。
ペットショップで餌用の金魚や冷凍マウスなどが売ってますね。
ワニガメの寿命は50~100年と言われています。
ワニガメを飼育するには経済的な面も含めて、相当の覚悟が必要になりますね。
昔、ワニガメを現地に帰す事は検討したが、米国側から日本固有の細菌の件で「自然界へ戻すのは不可能」との返事をいただいた。
無菌状態にしても今の生態系に影響を及ぼすので無理と。
中国への転売か、動物園への売却となるとのこと。
だから私はここで終生保護飼養を決めた。 pic.twitter.com/Os2jiXgxqg
— 一般社団法人 ワニガメ生態研究所 (@kanameogino) September 28, 2020
ワニガメは危険な動物?
ワニガメは見た目からしてヤバいヤツって感じですよね~
正に、『ガメラ』そのものですね。
先ほどもワニガメは噛む力が強いため簡単に人の手をかみちぎると書きましたが、他にも危険性があるのか調べてみました。
すると、意外にもワニガメは臆病な性格とのことでした。
ワニガメはほとんどが水中で生活をしていて、自分より大きい生き物が近寄ると逃げていきます。
また、水中ではほとんど嚙みついたりしないようです。
また、産卵期には陸に上がってきますが、産卵を控えたワニガメに攻撃性はほとんどなくワニガメの方から逃げていきます。
人間の方から面白半分にちょっかいを出したり、刺激を与えなければ攻撃をしてくるようなカメではないということですね。
明けましておめでとうございます。
ワニガメの水換えしてたら朝になってました。 pic.twitter.com/2Dof4oqzMU— オルカプロジェクト (@wanigame_orca) January 1, 2022
ワニガメは横浜市青葉区のどこの公園で捕獲?飼育方法や危険性を調査 まとめ
以上、今回は『ワニガメは横浜市青葉区のどこの公園で捕獲?飼育方法や危険性を調査』についてまとめてみました。
- ワニガメは横浜市青葉区寺家町の寺家ふるさとの森公園の「むじな池」で捕獲された
- ワニガメを飼育するには自治体の許可が必要
- 体長が1m以上に成長するので2m以上の水槽が必要
- 寿命が50~100年生きるので終生飼育するためにはそれなりの覚悟が必要
- ワニガメはもともとは臆病な性格なので、人がちょっかいを出さなければワニガメの方から攻撃してくることはほとんどない
今回の横浜市青葉区で捕獲されたワニガメは飼い主が飼育できなくなって逃がした可能性が高いと思います。
この様なことがおきれば、日本の生態系の問題や事故が起きることも大いに考えられるので飼えなくなったからといって絶対に逃がしたりしてはいけませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。