東京と千葉を結ぶ北総線が2022年10月1日から運賃を値下げしたことが話題になってますね。

 

北総線は運賃が『日本一』高い鉄道といわれていましたね。

 

北総線が値下げしたのはなぜ?値下げ前は日本一運賃が高い鉄道?4

 

と、言うことで今回は

 

北総線が値下げしたのはなぜ?

 

北総線の値下げ前の運賃は日本一高かった?

 

などについて紹介していきます。

 

是非、最後までご覧ください。

 

 

北総線とは?

 

まずは、北総線について簡単に紹介します。

北総線
北総線が値下げしたのはなぜ?値下げ前は日本一運賃が高い鉄道?2
  • 起点:京成高砂駅
  • 終点:印旛日本医大駅
  • 駅数:15駅
  • 路線距離:32.3km
  • 軌間;1435mm(標準軌)
  • 開業:1979年3月9日
  • 所有者:北総線鉄道株式会社

 

北総線は東京都葛飾区にある京成高砂駅から千葉県印西市の印旛日本医大駅の32.3kmを走る私鉄です。

 

北総線が値下げしたのはなぜ?値下げ前は日本一運賃が高い鉄道?

 

北総線の車両を紹介している動画がありました。

 

 

 

 

北総線は運賃が日本一高かった?

 

北総鉄道は運賃を値下げする前には日本一高いと言われていました。

 

実際にどれくらい高かったのか調査してみました。

 

北総鉄道の値下げ前の初乗り運賃は210円でした。

 

この運賃は東京都内を走る路線としては一番高い初乗り運賃でした。

 

京成高砂駅から印旛日本医大駅までの運賃は840円で、同区間の1キロメートル当たり運賃は26円です。

 

ただ、同じ東京都内を走る路線で埼玉高速鉄道の初乗り運賃も210円なので北総鉄道と同額ですね。

 

埼玉高速鉄道の赤羽岩淵駅から浦和美園駅の運賃は480円で、1キロメートル当たりの運賃は32.8円になります。

 

1キロメートル当たりの運賃は北総鉄道よりも埼玉高速鉄道の方が高いことになりますね。

 

ちなみに、都内の主な私鉄の初乗り運賃です。

  • 東急東横線:140円
  • 京急電鉄:140円
  • 東京メトロ:180円
  • 京王電鉄:130円
  • 小田急電鉄:130円

 

北総電鉄が都内の私鉄では埼玉高速鉄道と並び初乗り運賃が高かったですね。

 

都内=日本一なのか?

 

さらに調べてみると北総鉄道よりも初乗りが高い電鉄がありました。

 

初乗りが日本一高い北神急行線

 

『北神急行線』は山陽新幹線が接続する新神戸駅と、六甲山地を隔てた谷上駅(神戸市北区)とを結ぶ1駅間だけの鉄道です。

 

たったひと駅、7.5kmの区間ですが運賃が280円でした。(2022年10月現在)

 


 

北総線が運賃を値下げしたのはなぜ?

 

『日本一高い』と言われた北総電鉄が初乗り運賃を210円から190円になぜ値下げしたのか調査してみました。

 


北総電鉄は1979年の開業から1999年度まで20年間赤字続きで、累積損失が最大447億円に達するなど、これまでに幾度も経営危機に陥っていました。

 

そのため、1990年以降だけでも同年に7.4%、1995年に11%、1998年に10.1%の運賃値上げを実施していました。

 

北総電鉄企画室は以下のように話していました。

 

「千葉ニュータウンが徐々に発展していくにつれて、当社の利用者も増加し、2000年度に黒字転換することができました」

 

千葉県ニュータウンの発展が北総線の利益に直接関係していたんですね。

 

北総線が値下げしたのはなぜ?値下げ前は日本一運賃が高い鉄道?3

 

 

 

北総線が値下げしたのはなぜ?値下げ前は日本一運賃が高い鉄道? まとめ

 

以上、今回は『北総線が値下げしたのはなぜ?値下げ前は日本一運賃が高い鉄道?』についてまとめてみました。

 

まとめ
  • 運賃の値下げは千葉ニュータウンが発展して乗客も多く利用したことで黒字になったために
  • 北総線は東京都内の私鉄では埼玉高速鉄道と並び初乗り運賃が高かった
  • 北神急行線が日本一初乗り運賃が高い

 

北総線が2022年10月1日で運賃を値下げしたので、都内では埼玉高速鉄道が初乗り運賃が高い電鉄となりましたね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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