かっぱ寿司の社長ら3人が逮捕されたことが話題になってますね。

 

不正競争防止法違反で逮捕されていますが、どのような罰則があるんですかね?

 

【かっぱ寿司】逮捕の罪名は不正競争防止法違反!罰則などを調査!

 

と、言うことで今回は

 

逮捕者は誰?

 

逮捕された罪名と罰則は?

 

などについて紹介していきます。

 

是非、最後までご覧ください。

 

 

【かっぱ寿司】逮捕者は誰?

 

 

競合する回転ずしチェーン「はま寿司」の営業秘密を不正に入手したとして、「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトの社長、田辺公己容疑者ら3人が警視庁に不正競争防止法違反容疑で逮捕されました。

 

逮捕された3人は

  • 名前:田邉公己(たなべ こうき)
  • 年齢:46歳
  • カッパ・クリエイト社長
  • 名前:大友英昭(おおとも ひであき)
  • 年齢:42歳
  • カッパ・クリエイト商品企画部長
  • 名前:湯浅宣孝(ゆあさ のぶたか)
  • 年齢:43歳
  • はま寿司の元経営企画部長

 

 

【かっぱ寿司】逮捕の罪名は?

 

田辺公己容疑者ら3人は不正競争防止法違反で逮捕されています。

 

田辺容疑者ら2020年11月ごろに、「はま寿司」の仕入れ価格など営業秘密のデータを不正に持ち出すなどした疑いがもたれています。

 

田辺容疑者は「はま寿司」に在籍していた2020年9月、部下に対し、誰でも使うことの出来る無料のファイル転送サービスにデータをアップロードさせていました。

 

田辺容疑者は「かっぱ寿司」へ転職後に湯浅容疑者の協力でデータを開き、大友容疑者がデータを「かっぱ寿司」の当時の商品本部長や商品開発課長にメールで共有していたということです。

 

この内部情報の持ち出しが不正競争防止法2条6項の「営業秘密」の不正取得などに当たり、同法に違反するため、逮捕に至ったとみられています。

 

 

 

【かっぱ寿司】不正競争防止法違反の罰則は?

 

田辺公己容疑者ら3人が逮捕された不正競争防止法違反について調べてみました。

 

不正競争防止法違反とは

 

企業同士が公正に競争することを促す法律。

企業が持つ先端技術の情報や営業秘密などが、競合他社に流出したり、海外企業に漏洩することなどを規制する法律です。

 

不正競争防止法1条
「この法律は、事業者間の公平な競争及びこれに関する国際約束の的確な実施を確保するため、不正競争の防止及び不正競争に係る損害賠償に関する措置等を講じ、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。」

 

不正競争防止法違反になる行為は?

 

営業秘密の侵害や他人の商標等と混同するような表示、その他さまざまな行為類型が同法で不正競争にあたると定められています。

 

  • 営業秘密に係る不正競争行為
  • 周知表示混同惹起行為
  • 著名表示冒用行為
  • 形態模倣商品の提供行為
  • 技術的制限手段無効化装置等の提供行為
  • 混同惹起行為
  • 誤認惹起行為

 

不正競争防止法2条6項
「この法律において「営業秘密」とは、秘密として管理されている清算方法、販売方法その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であって、公然と知られていないものをいう。」

 

田辺公己容疑者ら3人は、営業秘密に係る不正競争行為で逮捕されたということですね。

不正競争防止法違反による罰則は?

 

損害賠償請求や差止請求などの民事上の措置のほか、刑事上の措置として懲役刑や罰金刑が法定されています。

 

特に営業秘密に係る不正競争行為に関しては、他の行為と比べて重い罰則が規定されているようです。

 

  • 営業秘密の侵害:10年以下の懲役、もしくは2,000万円以下(海外使用等に関しては3,000万円以下)の罰金、またはその両方
  • その他の行為:5年以下の懲役、もしくは500万円以下の罰金、またはその両方

 

さらに、法人に対しては多くの行為類型で3億円以下の罰金が法定されており、営業秘密を侵害する行為の一部については5億円以下の罰金(海外使用等に関しては10億円以下)が科される可能性があります。

 

ポイント

不正競争防止法に違反した場合には、違反した者に対する措置のほか、法人に対しても罰則が適用されるおそれがあります。

今回の事件では、田辺社長に加えて、カッパ・クリエイトも書類送検されているので、会社側には5億円以下の罰則が下される可能性もありますね。

 

 

【かっぱ寿司】逮捕の罪名は不正競争防止法違反!罰則などを調査! まとめ

 

以上、今回は【かっぱ寿司】逮捕の罪名は不正競争防止法違反!罰則などを調査!についてまとめてみました。

 

まとめ
  • 逮捕の罪名は不正競争防止法違反の営業秘密に係る不正競争行為。
  • 罰則は10年以下の懲役、もしくは2,000万円以下の罰金、またはその両方
  • 法人の場合は5億円以下の罰金

 

今回の田辺公己容疑者ら3人が不正競争防止法違反で逮捕されましたが、思ったよりも重い罰則でしたね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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