スキージャンプ女子の高梨沙羅さんがスーツの規定違反で失格となったことが話題になっているので調べてみました。

 

スキージャンプのルールを簡単に解説!スーツの規定違反で失格とは?

 

高梨沙羅さんの他にも、ドイツとオーストリアの選手1人、ノルウェーの選手2人が同じスーツ規定違反で失格となる波乱のオリンピックになりましたね。

 

今回は、スキージャンプのルールやスーツの規定とは何なのかを調査してみました。

 

是非、最後までご覧ください。

 

 

スキージャンプはどんな競技?

 

まずは、スキージャンプとはどんな競技なのかを簡単に紹介します。

 

スキージャンプのルールを簡単に解説!スーツの規定違反で失格とは?2

 

スキージャンプは、ノルディックスキー競技のひとつで、ジャンプ台での助走・踏切を利用して飛び出し、飛行距離の長さと飛形・着地の美しさを競う競技です。

 

ジャンプ台の大きさや形状、助走距離の長さ、ジャンプ台からの基準点である「K点」までの距離などによって種目が分けられています。

 

種目としてはK点が90mである「ノーマルヒルK点が120mである「ラージヒル」などがあります。

 

スキージャンプのルールを簡単に解説!スーツの規定違反で失格とは?5

 

今回の北京オリンピック2022のスキージャンプ種目は新たに設けられた混合団体を含む5種目です。

 

  • 男子ノーマルヒル個人

 

  • 男子ラージヒル個人

 

  • 男子団体

 

  • 女子ノーマルヒル個人

 

  • 混合団体

 

北京オリンピック2022で高梨沙羅さんをはじめ、5人の選手が失格になった種目は混合団体でした。

 

 

スキージャンプの採点方法

 

スキージャンプは以下の4項目の採点をします。

 

飛型

飛型点は、「ジャンプの美しさ・正確さ・着地姿勢」などから減点方式で決まります。

5人の飛型審判員が20点満点から0.5点ずつ減点します。

1番高い点数と1番低い点数を除いた3人の合計を足した数が飛型点です。

 

飛距離

飛距離とは、「着地するまでの距離」です。

飛距離点は、K点を基準に加点方式で決まります。

K点を60点とし、1m距離が長くなるごとにポイントを加算。

1mにつきノーマルヒルでは2点、ラージヒルでは1.8点が加算されます。

 

ウィンドファクター

ウィンドファクターは、「風の向き」のことです。

有利な向かい風はマイナス、不利な追い風はプラスになります。

 

ゲートファクター

ゲートポインターとは、ジャンパーが「どこから滑走を始めるか」です。

スタートゲートの位置を基準より下げるとプラスになります。

 

それぞれポイント化して、ジャンプ2回の合計で順位が決まります。

 

 

スキージャンプのスーツの規定

 

スキージャンプでは、ジャンプスーツと呼ばれるサーフィンのウェットスーツのようなものを着用することが義務付けられています。

 

高梨沙羅さんなどが規定違反で失格になってしまったのは、このジャンプスーツに問題があったんですね。

 

国際スキー連盟(FIS)の規則では「直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする」と決められ、生地の厚さは4~6ミリ、通気性についても細かく規定されていました。

 

少しでも大きなスーツが空気抵抗を得て有利になるため、細かい規定があるんですね。

 

スーツで最大限の風が受けられ、かつ違反にならないように、チームに同行するメーカーの担当者らがミシンを使って頻繁に調整しているとのことです。

 

また、スキー板の長さに関しては選手の体重に応じてスキー板の長さが決まる「BMIルールが採用」され、グローブの縫い目の位置、長い髪の毛の収め方まで細かく規定があるとのことです。

 

 

 

 

スキージャンプのルールを簡単に解説!スーツの規定違反で失格とは?のまとめ

 

以上、今回はスキージャンプのルールを簡単に解説!スーツの規定違反で失格とは?についてまとめてみました。

 

『スキージャンプのスーツの規定はボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)』

 

今回の、高梨沙羅さんの1回目のジャンプが失格になったのは、両太もも部分が規定より2センチ大きかったことが原因のようです。

 

しかし、この様な規定違反は珍しいことではないようです。

 

ただ、今回の様に同時に5人とかが規定違反になるのは珍しいようです...

 

アスリートは、日々のトレーニングで普通の人よりも筋肉や体重の変化が起こりやすいので調整が大変そうですね。

 

ただ、個人的な意見として、競技後に検査をするのはどうかと思いますね。

競技前に検査して、規定違反であれば修正させてから競技させればいいのではないかと...なんて思ったりします。

 

予期せぬハプニングが起こりましたが、失格になった高梨沙羅さんをチーム全員で励まし合いながら各選手も力を発揮し、高梨沙羅さんも気持ちを入れ替えて2回目に挑み、4位入賞となったことは本当によかったですね。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

 

 

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