アメリカの6州で数十個の竜巻が発生して大変な被害が出てますね。
世界の竜巻の8割はアメリカで発生しているといわれるぐらい多く発生しているのでくわしく調べてみたいと思います。
なぜアメリカは竜巻が多く発生するのか?
そもそも竜巻はなぜ発生するのか?
などを探ってみます。
是非最後までご覧ください。
竜巻とは何か?
竜巻(トルネード)とは積乱雲の発達に伴い激しい上昇気流が発生する状態を指します。
台風とも似ていますが、竜巻のほうがうずまきの大きさや移動する距離(きょり)が、はるかに小さいことでした。
反対に、竜巻で起こる風は台風よりずっと強いのが特徴ですね。
このため、いったん竜巻が起こると、どこに行ってしまうのか分からないようです。
空気が大きくなった積乱雲に向かって、うず状に巻き上げるという現象が起こり、ものすごいパワーでまたたく間に海や地上にあるものを巻き上げていくのをニュースなどで見ることがありますね。
竜巻の種類
アメリカでは主に竜巻は3種類に分類されます。
- 陸上竜巻(トルネード):陸上竜巻はラッパ状の漏斗雲をもちます。大きくて強力なうずが、ありとあらゆるものを巻き上げてしまいます
- 空中竜巻(ファネル・アロフト):空中竜巻は、漏斗雲が雲の底からたれ下がっている状態です。
- 水上竜巻(ウォータースパウト):水上竜巻は、漏斗雲が水面に向けてたれ下がっています。うずのまわるスピードがはやくなると、水面があれて、水煙(すいえん)が立ちます。
他にも複数の渦がまとまってできる多重渦竜巻、大規模な竜巻の周囲にできる衛星竜巻もあります。
竜巻はなぜ発生するのか?
地上と上空の気温差が大きくなると発生しやすくなるといわれていました。
竜巻が起こりやすい気象現象として、寒気と暖気の移流、台風、気圧の谷、寒冷前線、停滞前線を挙げています。
地上近くで風が回転しているところに、上昇気流が重なった時に、発生すると考えられているようです。
風が回転しながら上へあがるにつれて、回転の半径が小さくなり風が強くなる結果、竜巻となります。
風速100~110m/sを超えるものが多く、上昇気流は90m/sに達すると推定されます。
竜巻はスコールラインや寒冷前線に伴って発生する巨大雷雨のフックエコー付近や停滞前線の南北の移動・台風・熱帯低気圧による不安定な気象条件が主な要因となっています。
竜巻がアメリカで多い理由は?
世界中で最も竜巻が多く発生する国はアメリカです。
毎年のように1000個超の竜巻が発生しています。
特に、4月~7月に多く発生しています。
日本では年間で25個ぐらいが発生しているようですが、アメリカは国土も広いだけあって規模がちがいますね。
アメリカで竜巻の多い理由は、アメリカの中西部において北極からの寒気団とカリブ海からの暖気団が衝突し、大気が不安定な状態になることが多く、積乱雲が発達しやすい状況であるためと考えられているようです。
南北に大きな山脈が走っているという地理的な問題もあるようです。
そのため、オクラホマ、テキサス、カンザス、ミズーリ州は竜巻の発生源になりやすいようです。
オクラホマ、カンザス、テキサス、ネブラスカ、ミズーリ、イリノイ、アイオワ、アーカンソー、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダなどの州は特に竜巻が発生しやすくトルネード街道と呼ばれています。
竜巻の動画を集めてみた
過去に発生したトルネード
12月11日に発生したトルネード
竜巻がアメリカで多い理由は?動画も集めてシンプルにまとめてみた!のまとめ
以上、今回は竜巻がアメリカで多い理由は?動画も集めてシンプルにまとめてみた!についてまとめてみました。
アメリカでは年間1000個超の数竜巻が発生
日本は25個ぐらいが発生
アメリカでは毎年、竜巻による被害が出ています。
12月11日に米中西部と南部で発生した竜巻によって、ケンタッキー州では100人以上の犠牲者になる恐れがあるとのことです。
犠牲になった方々にはご冥福をお祈りいたします。
一日でも早く被災された方々が平常の生活に戻られることを願うものであります。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。