スシローが『おとり広告』をしていたことが話題になっていますね。

 

スシローのおとり広告とは何?罰則や事例などについても調査!

 

一体、『おとり広告』って何のことなのか?

 

ちょっと疑問ですね。

 

と、いうことで今回は

 

おとり広告って何?

 

罰則は?

 

今までの事例は?

 

などを紹介していきます。

 

是非、最後までご覧ください。

 

 

スシローがやったおとり広告って何?

スシローのおとり広告とは何?罰則や事例などについても調査!2

 

それでは、『おとり広告』とは何かを簡単に説明します。

 

おとり広告とは

おとり広告とは、実際には購入することができない商品およびサービスであるにもかかわらず、一般消費者が購入することができると誤認するおそれがある表示のことをいいます。

おとり広告は、広告に掲載した商品やサービスに関心を持つ消費者を誘引し、広告には表示されていない商品やサービスを購入させるための手段として利用されるケースがあります。

 

要は、店側にその商品を売る気もないのに売ってますよ〜と宣伝して客を呼び込み、他の商品を買わせる行為のことですね。

 

スシローのおとり広告の経緯

 

では、今回のスシローが行ったとされる『おとり広告』の経緯をおさらいします。

経緯
「スシロー」は2021年の9月と10月に、キャンペーンとして期間限定のうにを1貫110円と3種盛り528円で売り出していました。
しかし、すぐに在庫がなくなり、全国の9割以上にあたるおよそ500余りの店で、一時、提供を取りやめたということです。
その間もウェブサイトなどでキャンペーンの宣伝を続け、客から「宣伝を見て店に来たのに不満だ」とか「販売をしていないならCMをやめるべきだ」などと会社に苦情が相次いだということでした。

また、2021年の11月から12月には十分な準備を行わないまま「豪華かにづくし」などと銘打ちかにを呼び物にしたキャンペーンを行いましたが、初日から販売できない店が相次いだということです。

予定どおり提供できなかったのは583店舗にのぼりました。

そのことで、運営会社の『あきんどスシロー』は、テレビCMやウェブ広告で宣伝した行為が「おとり広告(景品表示法違反)」と見なされ、消費者庁に再発防止を求める措置命令を出されました。

 

 

広告されていた商品を目当てにスシローに行って、目当ての商品がその時売り切れになっていて食べれないからといって帰らないですよね。

 

とりあえず、他の商品を食べて帰りますもんね。

 

まんまと、『おとり広告』にやられちゃいますね〜

 

 

スシローに罰則は?

 

今回の件で、消費者庁はスシローに対して「おとり広告(景品表示法違反)」と見なされ、消費者庁に再発防止を求める措置命令を出されました。

 

命令の概要
ア 前記⑵アの各表示は、それぞれ、前記⑵イのとおりであって、合理的理由が
ないのに実際には取引する意思がない場合の本件料理①若しくは本件料理②
についての表示又は取引を行うための準備がなされていない場合の本件料理
③についての表示であり、景品表示法に違反するものである旨を一般消費者に
周知徹底すること。
再発防止策を講じて、これを役員及び従業員に周知徹底すること。
今後、同様の表示を行わないこと。

 

この措置命令とはどの様なものなのかを調べてみました。

 

措置命令とは

消費者庁が、景品表示法に違反して、商品の品質や値段について実際よりも優れている、または安価であると消費者が誤解するような不当表示などをした業者に、その行為の撤回、再発の防止を命じる行政処分です
また、事業者が不当表示をする行為をした場合、景品表示法第5条第3号に係るものを除き、消費者庁は、その他の要件を満たす限り、当該事業者に対し、課徴金の納付を命じます(課徴金納付命令)。
命令に違反した場合、2年以下の懲役刑または300万円以下の罰金刑が科せられれます。

 

 

スシローが再発防止に努めれば、とりあえずは注意だけで罰金とかの刑は課せられないのですね。

 

ただ、課徴金を徴収する場合もあるとのことですね。

 

ちなみに、課徴金とは税金以外の金銭で、売上金の3%が徴収されます。

 

いずれにしても、今回の措置命令によって、スシローのイメージは大幅にダウンしてしまったのではないでしょうか。

 

 

スシローと同じ措置命令を受けた事例は?

 

スシローと同様な措置命令を受けた事例を調べてみました。

 

高知県農業協同組合の特別栽培米

 

高知県農業協同組合は、2021年3月30日、「農薬・化学肥料を高知県慣行栽培より50%以下に抑えたお米です」などと表示して販売した米について、実際には農薬・化学肥料を減らしていた事実はなかったとして、措置命令を受けました。

 

措置命令により、以下が命じられています。

 

  • 1,今後同様の表示を行わないこと
  • 2,法令に違反した表示をしていたことを一般消費者に周知徹底すること
  • 3,今後、同様の表示が行われることを防止するための措置を講じ、役員、従業員に周知徹底すること
  • 4,消費者庁長官に対し、「2」「3」についてとった措置について、文書で報告すること

 

イオン銀行のキャンペーン

 

イオン銀行は、2020年3月24日に自社のクレジットカードサービスについて、新規入会者が一定の利用期間内にカードを利用した場合に10万円を上限にキャッシュバックするキャンペーンを実施しました。

 

このキャッシュバックには例外条件があり、イオン銀行はデジタルサイネージ等での広告にあたり、この例外条件を表示していましたが、例外条件の表示が小さく、このような表示方法は、消費者の誤認を招く有利誤認表示にあたるとして、消費者庁から措置命令を受けました。

 

ゲームのガチャ

 

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、パズドラのゲーム内イベンの有料ガチャにより入手できる13体のモンスター全てが「究極進化」の対象であるかのように案内していました。

 

しかし、実際には、究極進化の対象だったのはモンスターのうち2体だけだったため、優良誤認表示にあたるとして、消費者庁から措置命令を受けました。

 

 

スシローのおとり広告とは何?罰則や事例などについても調査! まとめ

 

以上、今回は『スシローのおとり広告とは何?罰則や事例などについても調査!』についてまとめてみました。

 

業界トップのスシローが、消費者を騙すような行為したことは大変残念なことですね。

 

今後、信用を取り戻すためにもしっかりとした対応をしてもらいたいですね。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

おすすめの記事