2022年7月の参院選で当選した参院議員125人の資産が公開されましたね。

 

その資産の平均額は2567万円と公表されていました。

 

預貯金ゼロの議員も...

 

そこで疑問が...

 

国会議員の給料からして平均2567万円ってちょっと少ないんじゃない?

 

そもそも、預貯金ゼロって本当なの?

 

資産公開の対象は何?議員の預金ゼロは本当?制度の目的や罰則は?

 

 

とういことで、今回は国会議員の資産公開について調べてみることにします。

 

資産公開の対象は何?

 

預貯金ゼロは本当?

 

制度の目的や罰則は?

 

などについて調査していきます。

 

 

資産公開で参院議員の平均は2567万円

 

2023年1月4日に、2022年7月に当選した125人の参議院議員の資産が公開されました。

 

 

資産の平均は2567万円とのことです。

 

議員は給料だけで、年間約2000万円以上もらっているわりにはちょっと少ないと思いませんか...?

 

ちなみに、トップ3の議員です。↓

  • 1位→星北斗(病院経営):2億9759万円
  • 2位→古庄玄知(弁護士):2億5257万円
  • 3位→神谷政幸(薬剤師)1億8999万円

いずれも自民党所属です。

 

ところで、資産公開の対象って一体何なんでしょうかね?

 

イメージ的には、今持っている現金、貯金、土地など全ての財産を公開してるのではと思っていますが...

 

早速、調査してみましょ~

 

 

資産公開の対象は何?

 

議員の資産公開の対象は何なのか調べてみました。

 

資産公開の対象

  • 土地
  • 建物の所有を目的とする地上権又は土地の賃借権
  • 建物
  • 預貯金(当座預金、普通預金、普通貯金を除く)
  • 有価証券(株券の場合は、株式の銘柄及び株数)
  • 自動車、船舶、航空機及び美術工芸品
  • ゴルフ場の利用に関する権利
  • 貸付金
  • 借入金

 

ここでポイントとなるのが、預貯金ですね。

 

定期預金は公開しなければいけませんが、当座、普通預金は公開する義務がないというところですね。

 

また、家族名義の預金も公開しなくてもいいとのことです。

 

これでは、平均2567万円といわれても意味ないと思いませんか...?

 

公開した資産が2000万円でも、普通預金には何億も貯金してあることも考えられますよね~

 

 

 

資産公開で議員の預金ゼロは本当?

 

約七割が預貯金ゼロと報告していたようですね。

 

 

金融資産や不動産に加え、自動車や株式など全項目でゼロと答えたのは8人。ただ、現行法は普通預金や家族名義の資産に報告義務がなく、資産の実態を十分に把握できるとは言い難い。

 

 

今のご時世、定期預金も普通預金もあまり金利が変わらなくなっているので、わざわざ定期預金に預け入れて報告するような議員は皆無でしょうね...

 

そもそも、普通預金は申告の義務がなく、定期預金していないので預金ゼロってことですね~

 

 

資産公開制度の目的は?

 

預貯金の公開を義務付けていないのであればあまり意味がないと思いますが...

 

資産公開制度の目的について、一応調べてみました。

 

資産公開制度の目的
議員や閣僚の資産を公開することで、政治的地位を利用した蓄財の防止や政治資金の透明化などを目的とした制度のことです。

 

任期中に不正をして私腹を肥やしたりしないように監視するという目的とのことですね。

 

資産公開制度は、閣僚の資産公開が1984年の中曽根内閣時に先駆けて実施され、その後、リクルート事件を受けて、1993年から国会議員を対象に資産公開が行われています。

 

国会議員は、任期開始から100日以内に資産報告書を議長に提出し、その後公開が行われます。

 

 

資産公開制度の罰則はあるの?

 

こんなザルのような資産公開制度に罰則はあるんでしょうかね?

 

調べたところ、罰則は特にありませんでした。

 

虚偽報告しても何の罰則も科せられないとのことです。

 

資産公開制度は、やはりあまり意味のない制度のようですね。

 

はたして、全てを正直に報告している議員はどれほどいるんでしょうかね...

 

 

 

資産公開の対象は何?議員の預金ゼロは本当?制度の目的や罰則は? まとめ

 

以上、今回は『資産公開の対象は何?議員の預金ゼロは本当?制度の目的や罰則は?』についてまとめてみました。

 

まとめ
資産公開の対象
  • 土地
  • 建物の所有を目的とする地上権又は土地の賃借権
  • 建物
  • 預貯金(当座預金、普通預金、普通貯金を除く)
  • 有価証券(株券の場合は、株式の銘柄及び株数)
  • 自動車、船舶、航空機及び美術工芸品
  • ゴルフ場の利用に関する権利
  • 貸付金
  • 借入金

 

議員の預金ゼロは定期預金をしていないため(普通預金は報告の義務はない)

資産公開制度の罰則はない

 

資産公開といっても、普通預金の報告の義務がなければ全く制度の意味がないですね。

 

しかも、虚偽で申告しても何の罰則もないなんてやる必要があるんでしょうかね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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