太陽フレアの調査報告書について総務省が発表したことが話題になってますね。

 

太陽フレアはいつ起きる?通信障害などの影響は?対策はある?

 

なので今回は『太陽フレア』について調査してみます。

 

太陽フレアによる影響は?

 

太陽フレアはいつ起きる?

 

太陽フレア対策は?

 

などを調査しましたので紹介します。

 

是非、最後までご覧ください。

 

 

太陽フレアとは?

 

まずは、『太陽フレア』とは何かを調べてみましたので簡単に紹介します。

 

太陽フレアとは、太陽の表面で起こる爆発現象のことです。

爆発する様子が火炎(フレア)のように見えることから太陽フレアと呼ばれていますが、「太陽面爆発」と呼ばれることもあります。

太陽フレアが発生すると、爆発によって電磁波や電気を帯びた粒子などが大量に放出され地球に様々な影響をあたえるといいます。

 

爆発の大きさは、1~10万km。生じるエネルギーは、水素爆弾が10万〜1億個と同程度といわれています。

 

水素爆弾の10万〜1億個とは想像がつかないですが、とにかく半端ない威力なんですね。

 

 

太陽フレアによる影響は?

 

総務省によると、100年に一度、あるいはそれ以下の頻度で発生する現象については、それに伴う最悪のシナリオも想定されているとのことです。

 

太陽フレアによって、地球上の磁気が乱れることで、最悪、携帯電話やテレビなどの放送が2週間ほど断続的に利用できなくなる恐れがあるとのことです。

 

また、GPS衛星の精度に誤差が生じ、カーナビゲーションシステムが正常に機能しなくなるおそれも指摘していました。

 

連絡は勿論のこと、スマホで仕事をしたり、調べ物をする人も多くいる世の中で、2週間使えなくなるのも困りますし、カーナビが正常に作動しなくなったら交通事故が起きる危険性もあるのでかなりヤバそうですね。

 

さらに対策を講じていない電力設備では誤作動が起き、広域停電が発生するおそれもあるとしています。

 

携帯電話が使えない、カーナビが、誤作動、停電が起きるなど、大変なことになりそうですね。

 

ただ、人体には直接影響はないとのことです。

 

ちょっと安心しましたね。

太陽フレアはいつ起きる?

 

混乱を招きうる太陽フレアはいつ起きるのか?

 

それは、今から3年後の2025年7月ごろとのことです!

 

なぜ、3年後なのか?

 

それは、太陽には11年周期のサイクル(太陽活動周期)があり、「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面の巨大な爆発現象が起きる周期が2025年7月ごろと予想されるからでした。

 

とりあえず、今すぐって言うことではないので、それまでに対策はできるのでしょうか?

 

その辺りを調べてみました。

 

 

太陽フレア対策は?

 

政府は大きく分けて2つの対策を掲げています。

 

警報の強化
政府は、行政や企業に向けた太陽フレア警報の基準を6月までに取りまとめ、かつ今年度中に正式な制度として創設することを目指すとしています。
具体的には、通信・放送、電力、衛星などそれぞれの分野に基準を設け、状況に応じて「通常」「注意報」「警報」といった段階ごとに情報を発信することが検討されています。

 

宇宙天気予報の精度向上
日本では2019年より24時間体制で宇宙天気の監視が行われていますが、現時点ではあくまでも太陽フレアの規模など「物理現象」の観測にとどまっており、太陽フレアが地球に及ぼす「具体的な影響」の予測についてはまだ不十分であると指摘されています。
これに対し政府は「宇宙天気予報士」と「宇宙検定」に関する専門組織を編成し、宇宙天気予報の精度向上に努めると発表しています。

 


日本にも電磁波の対策に取り組んでいる企業がいくつかありましたので、3社ほど紹介します。

 

技研ホールディングス

大規模な電磁波・放射線のシールド施設を提供

技研ホールディングスは、子会社の技研興業が、テクノシールド事業として大規模な電磁波や放射線のシールド施設を提供しています。さらに、電磁波による機器への影響を試験するための電波暗室や、電磁波の出入りを遮蔽するシールドルームなども手掛けています。

 

阿波製紙

不要な電磁波を吸収する

エンジン用濾材やクラッチ板用摩擦材など自動車の動力部分に欠かすことのできない製品を手掛けるほか、海水淡水化や超純水製造に使われる分離膜支持体など、幅広い分野の機能材を手掛けています。「電磁波障害対策」関連としては、2018年に不要な電磁波を吸収する「CARMIX電磁波吸収体」を開発しました。

 

帝人

高い透明性と電磁波シールド機能を併せ持つ「レフテル」を開発

高い透明性と電磁波シールド機能を併せ持ち、開口部の電磁波対策として非常に有効なフィルム材料「レフテル」を手掛けています。

 

日本の優秀な企業が対策に取り組んでいるので安心ですね。

 

 

太陽フレアの過去に起きた事例

 

太陽フレアが世界に及ぼした事例をまとめてみました。

  • 1989年、カナダで電力会社の設備が磁気嵐の影響で故障し、約9時間にわたり停電が発生、約600万人に影響が出た。
  • 1994年、世界各国の人工衛星で内部帯電が発生し、通信衛星・放送衛星に障害が発生した。
  • 2003年、スウェーデンで送電システムが磁気嵐の影響で障害を起こし、約1時間の停電が発生、約5万人に影響が出た。
  • 2003年、JAXAのものを含む数十の人工衛星や惑星探査機が機能障害を起こした。
  • 2022年、スペースX社が2月頭に打ち上げた通信衛星49機のうち、40機が磁気嵐の影響によって喪失された。

 

今年に入ってからも太陽フレアの影響を受けていたんですね。

 

太陽フレアはいつ起きる?通信障害などの影響は?対策はある? まとめ

 

以上、今回は『太陽フレアはいつ起きる?通信障害などの影響は?対策はある?』についてまとめてみました。

 

まとめ
  • 太陽フレアとは太陽の表面で起きる爆発
  • 太陽フレアは2025年7月ごろに起きる可能性がある
  • 太陽フレアが起きると、携帯電話、テレビ、カーナビなどが2週間程度で使えなくなる可能性がある
  • 人体には直接影響はない
  • 政府は警報の強化、宇宙天気予報の精度の向上に取り組む方針
  • 電磁波から防ぐ開発をしている企業もいくつかある

 

太陽フレアは人間の手では止めるこはできませんが、2025年までの3年で対策が強化、開発されされ少しでも影響を抑えることが出来ることを願いたいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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